一つ前の、渋谷のいち住民として、渋谷から発信する曲作ってみようって思った。の続き。
私が拠点としている渋谷キャストには、Ciftというコミュニティが暮らしている。
19部屋、40人、100業種。から始まったクリエイターズコミュニティ。「拡張家族」というキーワードを掲げている。今は渋谷(渋谷キャスト、松濤)だけじゃなく、京都にも拠点が生まれた。 クリエイターと言ってもFine Artだけじゃない。企業コンサルも、弁護士も、ミュージシャンも画家も、料理家も、編集者も詩人も、区議会議員も、教育関係者も、デザイナーも起業家もいる。社会を、生き方を、法を、地域を...クリエイティブなマインドで作っている人たちの集団。正直肩書きがどうでもいい。1人で、1、2つ肩書きを持っていて、肩書きが追いつかない人もいる。Co-workingじゃない。社会の縮図みたいな場所で、対話を大事にしている。「ミュージシャン」なんてシンプルなのは私ぐらいかな。 シェアな部屋もあるし個人で一部屋、もある。
渋谷を拠点、としているここの人たちは、渋谷をどう思ってるんだろう。聞いてみよう。
ここを職場としている、私の家の近所の会社員たちは?カフェの店員さんは?すぐそばの、「キャットストリート」。「裏原」へ続く道の、ヒップなお店の人たちは? たった、渋谷歴3年の私のちっぽけな脳みそじゃ、渋谷の曲なんて作れないな。そもそも渋谷ってどこのこというんだろう?渋谷区?
私はこんがらかって、何を渋谷とするか、というところから考えることにした。
Ciftメンバーであり、渋谷区議会議員である神園まちこさんに相談した。
「渋谷っていっても、渋谷区で感がると、住民のほとんどはササハタハツ、と呼ばれる、笹塚、幡ヶ谷、初台なんですよ」とおっしゃった。
なるほど....。渋谷区、のクリスマスソングって考えると、区全体をもっと知らないといけないんだ。
渋谷の歴史を調べてみたり、観光協会のページを熟読したり、渋谷区長の長谷部健さんのホムページをせっせと読んだりした。 渋谷区を地図で見ると、「渋谷」なんて言葉は全然関係なさそうな地名がいっぱい。
原宿、恵比寿、代官山、代々木公演、松濤、幡ヶ谷、初台、笹塚、青山、表参道、え、南新宿とか千駄ヶ谷も一部渋谷なんだ、え、新宿御苑も一部渋谷区なんだ、
ひろーい! 代官山しか住んだことない。 これじゃ、私が曲作れないかもしれない。
まずは、広げるのはやめた。「渋谷」という単語に紐づく人と、私のいる場所に近いエリアから。
駅を中心に、だいたい「渋谷に行く」といって行動できる範囲ぐらいからはじめよう。
渋谷に住んでいる人。渋谷で働く人。そして渋谷で何かプロジェクトとかを進めてる人、渋谷で活動する人、渋谷に深く関わる人...。渋谷に想いを寄せる人。
まちこさんは、渋谷スクランブルエリア界隈になんて住んでいないけれど、「渋谷」の未来を考えてる人だ。
長谷部区長の「とりくみ」をみていて、子育て問題やら緑地化やら、高齢者ケアホーム、福祉施設の充実、コミュニティFMの設立、ホームレス支援、、、 全ジャンルに「渋谷」の取り組みはまたがっていて、全体を歌にするなんて、神だな!
当たり前かもしれないけれど、こうやって「議員」になる人って、問題点を改善しようっていう強い志があるからそっちに進んでいくんだなぁ、と、まちこさんや長谷部区長の文章を読んで感じた。
私は、インタビューなんて得意じゃないんだけど、みなさんの渋谷にまつわるお話を集める。自分のなかに取り込む。そして、歌になりそうな部分、お話として届けられそう部分を、みんなの話のキーワードを散りばめた曲にしよう。と思った。
本当に身近なところから、なるべく大きく手を伸ばして、届く範囲まで。
私の住んでいる場所から。 続く。
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